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新たな取り組み【セットアップ店舗】店舗市場と市況
■コロナ渦で明暗を分けた要因は「企画力、経営力、味」だった！
コロナ禍で店舗市場は一時期非常に厳しい状況が強いられ、一等地の店舗さえ空室の動きが見えたりと、2020年～2022年始まりの頃まではそもそも銀行自体が店舗経営と言うもの自体の評価を大分厳しめにした事から、新規出店での創業融資なども非常にシビアなものになり、結果的に空室期間が延びたケースが多々見られました。
マクロ的に見ると飲食店や店舗業態が致命的なダメージを負ったとどうしても見えてしまいますが、今回のコロナ禍で明確に差が出たのが、企画力、経営力、味に自信のある飲食店で、そう言ったお店に関しては、勿論潰れる事なくコロナ禍でも勝ち残ってきました。
一方で、潰れていく飲食店も多々ありました。少し言い方が荒くなってしまいますが、潰れていく飲食店と言うものは、元々企画力、経営力、味にあまり強みが無かったと言えます。結果的に飲食店系が多く倒産したと描かれておりますが、これは決してコロナ禍だけの要因で潰れたわけではなく、根本的に元々問題があった飲食店が多かった事に問題がありました。
実際に、一等地と言うだけの強みを握って立地重視で味がついてこないお店や、企画力や人員育成に長ける事が出来ず去っていったりと、コロナ前の日本は正にオリンピックもこれからやると言う事からインバウンド効果も狙い、ビジネス的にも新規参入でも中身が伴っていない飲食店が増えすぎた事が問題だったのではないでしょうか。
■ 日本経済で課題となっているデフレの問題… 何故日本ではインフレが起きないのか？
また、飲食店が淘汰された理由が売上や利益率の問題からも掲げられました。大体の飲食店は利益が出るか出ないかの瀬戸際で申告がされる事が多いのですが、勿論本当にギリギリでやっている飲食店もあれば、税金対策をしてと言う飲食店も多数あるのは否めません。
むしろ大体はマイナスで決算書を報告していく事実上は債務超過の飲食店が多いのも事実で、そうするとコロナ禍で困った時に資金を貸してくれる事が限定的となってしまい、さすがに1年は凌いでも2年は無理と言う形で締めざるを得ない。
これは飲食店が悪いのではなく、元々の日本経済で課題となっていたデフレのせいでもあると思います。
戦後からお金の価値は大分変わり、世界各国でも様々なインフレが起きている中、お金もこれだけ莫大に金融緩和が行われているにも関わらずにインフレが起きない日本。
これだと飲食店経営は店舗数を増やして少しずつ売上と利益を上げていく事しかできないので、本当に敏腕社長及び大手企業しか生き延びられない仕組みになってしまっているのが現状です。
本来インフレが進み、飲食単価を大いに上げていく事によって、飲食店も真っ当な申告が出来るようになり、与信力を補い、更には飲食店は夢があると言う事も若い世代に広まりと、このような状況を作っていく事が理想だと思うのですが、日本ではまだまだこの流れになっていく事は難しいと感じます。
■ 税務面でも変えていかなくてはいけないルールが沢山ある。
もっと深く掘り下げると、経営をしていると税務面でも変えていかなくてはいけないルールが沢山ある事に気付きます。
例えば、接待交際費などで使える経費項目に関しても、これだけ金融緩和が行われている中で見直しをしないのか？と疑問になる事が大いにあります。
この辺りを改善していくだけでも、企業が社員の為にお金を使える事が経費として増えていくだけでも、経済が動く事が予想されるのですが、古い制度は一向に変わる気配すらないです。
■ 初期費用を最大限に抑えることができるセットアップ店舗をオープン！
と言いつつも、現状の日本のルールでどうやって飲食店の未来を創り上げていくかを真剣に考えた時に、弊社では今回セットアップ店舗と言うものを創り上げていこうと思いました。
真面目が損をしない社会を作る為にも、真剣にこれから飲食店をオープンさせてみたいなどの新たな志を持った方々が、少しでも良い条件で飲食店をスタートできるように、予めどのジャンルでも営業ができるような内装工事を一から弊社が負担をして、更にここが一番のポイントなのですが、初期費用を最大限に抑えると同時に数か月単位で借りられるシステムを作りました。
実際にオープンしたが上手く行かず１年で撤退、だけど初期費用などのコストを回収しないといけない緊張感。様々なプレッシャーを少しでも和らげて一緒に未来を創り上げられるよう、弊社でも更に今後改良していく予定です。
第一弾としては東京の慶應義塾大学近くで無事にセットアップ店舗が２区画完成しまして、直ぐに借主も見つかりまして、間もなくお店もオープンとなる運びです。
今後、東京と大阪をメインにセットアップ店舗のコンサルティングをしていくので、ご興味ある方はお気軽にご相談、ご連絡頂ければ幸いです。